2016年7月17日、
ヤマハ発動機と、フリーペーパー「Co-Co Life女子部」編集部
初のコラボイベント、
「YAMAHA JW GIRLS Meeting 2016(ヤマハ・ジェイダブル・ガールズミーティング2016)」が行われました。
開催前に、イベントスタッフ一同で記念撮影!
ヤマハ発動機は、一般的には
ボートを作っている企業
というイメージがあると思います
モーターとその制御システムの技術を生かして
「電動車いす」のモーター部分や、
「電動アシスト車いす」の製品を作っています。
製品サイトはこちら:
ヤマハ発動機の電動アシスト車いす「JWスウィング」は、
一般の方にはまだ、馴染みが薄いかもしれませんが
「電動アシスト自転車の技術を、車いすに応用した」と聞けば
ピンと来ますでしょうか?
軽い力で、坂道や段差もスイスイ行ける。
お出かけ時の難儀を減らし、遠距離への心のハードルを下げてくれる。
素晴らしい製品なのです。
製品サイト:
イベントタイトルや、製品シリーズ名の
「YAMAHA JW(ヤマハ ジェイダブル)」は、
Joy Wheel(ジョイ・ホイール)の略で、
日本語にすると「喜びの車輪」という意味です。
ヤマハの電動車いすを使って、自分らしい人生を
思い切り楽しんで欲しい。
そんな思いが込められたネーミングだとか。
車いすに「楽しさ」を付加しているところが
バイクやボートを作ってきた企業ならではの発想だと感じました。
オートバイにおいては、長年ファンミーティングを
開催しているという同社ですが
電動車いすのファンミーティングは、今回が初開催です。
「Co-Co Life女子部」は、
年4回、1万部を発行し、全国の障がい当事者ご本人へ送付。
また、病院、リハビリ施設、市区町村の福祉課、社会福祉協議会、
障がい者採用をしている企業、
また「Co-CoLife女子部」は、
身体障がいだけでなく、視覚障がい、
さまざまな障がいのある女性が集っているコミュニティでもありま
私は本誌の編集担当として、
イベントの企画と、ディレクションを担当させていただきました。
当日は、東京・大崎の「cafe & hall ours」が会場。
こちらは一見、普通のおしゃれなカフェなのですが
実は品川区の「北品川交流施設」内にあります。
つまり、品川区がオーナーで、民間に委託運営しているそうなのです。
ユニバーサルデザイン完備の作りになっており、
スロープや、引き戸、「誰でもトイレ」、広い通路など
区の施設としての標準装備がなされています。
ユニバーサルデザインというのは「誰にでも使いやすい」ということ。
日頃はベビーカーのママさんたちでいっぱい。
車いすでも気軽に集まれるカフェです。
2020年東京パラリンピックを控え、
こういう店が、都心にも
どんどん増えてほしいものです!
電動車いす女子のみがズラリと集まりました。
みなさん女子力が高い!
当日はヘアメイクコーナーで盛り上げてくれました。
ヘアメイクさんチーム。
「Co-Co Life女子部」編集長の元山文菜。
下肢に障がいがあります。
日頃は大手企業に勤務する彼女。1児の母でもあり、
忙しい毎日を送っています。
ヤマハ発動機 JWビジネス部の米光正典さん。
今回、初となるガールズミーティングイベントを
推進してくださいました。
ヤマハ発動機 JWビジネス部の梅林大輝さん。
たくさんのユーザーとこまめに連絡を取り、
今回のイベントを成功に導いてくださった立役者。
サーファーで、車いすの営業マンとして全国を飛び回る
熱い男です!
このタイヤの中央部分に、駆動機器が入っています。
デザインは、普通はこんな感じなのですが…
こんな風にオシャレしてるコも!
オプションパーツがたくさんあるのです。
ヤマハ発動機さんは、もっと増やしたい!とおっしゃっていましたが。
気軽に着せ替えできると楽しいですね。
参加者とスタッフ、全員集合!
お土産は「darumare(ダルマーレ)」パティシエ 加藤薫さんによる
アイシングクッキー。
かわいくて、スタッフ一同、大感動!
お土産渡しの時、参加者からも歓声が上がっていました。
さて、ユニバーサルデザインのイベント制作と言うのは
非常に難しく、
少しづつ勉強しています。
数年かけて、やっと自信を持って
運営できるぐらいになってきたかな……。
難しい点は、例えば、目線の高さ。
車いすの目線は、高さ120cmが普通で
小学校低学年の子どもと同じぐらいです。
その目線から見て、圧迫感がないか。美しく見えるか。
各種の案内表示が、目に入るところにあるか。
というチェックが欠かせません。
それから動線。幅が必要なので、広めにとってあります。
また、移動に時間もかかります。
誰でもトイレやスロープ等のチェックは当然。
フードの提供にも、注意が必要です。
飲み物の提供に短いストローが必要だったり、
持ちやすいカトラリーまで気を使えれば、満点です。
今回は、自己反省としては、まだまだ色々、不足していました。
「今まで気がつかないところに気づけた」という意味では
参加者のみなさんやスタッフのおかげで
また少しだけ成長できたのかもしれません。
なお、本記事の写真はすべて、
フォトグラファー鈴木智哉さんによるものです。
「Co-CoLife女子部」vol.17(秋号・2016年8月末発行)
表紙が電動車いすガールズの集合写真。
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Co-CoLife女子部
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