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守山菜穂子 | Mint Days

ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログです。

文房具でパーソナルブランディング

パーソナルブランディング 企業ブランディング アート&デザイン ガジェット

無類の「文房具」好きのわたくし。

大学生の就職活動のとき、広告会社を第一志望としながらも
実は1社だけ、文房具メーカーのデザイナー職も
並行して受けていたほどです。

「独立してビジネスを始めた暁には、自分らしい文房具を作りたい!」
というのが、ちょっとした夢でもありました。

 

ブランディングの面からも
名刺やパンフレットはもちろん、封筒やカード類など
顧客の目に触れる可能性がある
「あらゆるツールをコントロールしておく」ことが
たいへん重要です。

独立してから約2年半、
コツコツ作りためた文房具たちが
だいぶ増えてきましたので、
ツールを使ったブランディング方法と合わせて、一挙ご紹介します。

(このエントリ、長いです!)

 

●「名刺」

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最初に作ったのは名刺でした。
これは、文房具とは呼べないかもしれませんが、
基本のブランディングツールとして紹介します。

「ブランディングしたい」と相談にいらっしゃる方の中でも
名刺をおろそかにしている場合がとても多く
改めて、名刺の重要性をお伝えして行きたいと考えているところです。

 

私の名刺のおもて面には、
事業のロゴと、肩書き、住所・電話など基本的な情報を掲載。
(写真では、メールアドレスと携帯の番号は消してあります)

ロゴと、名刺は自分でデザインしました。

 

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裏面には、
URL、事業内容、資格、SNSアカウントを掲載しています。

 

コンサル業では、顔写真入りの名刺をお持ちの方が
非常に多いのですが、
私はクリエイティブな雰囲気を大切にしたかったので
「あえて」顔写真を入れませんでした。

これから事業を始める方で、認知度がまだない場合や
営業系で、顧客に顔を覚えて欲しいという人には、
定番の顔写真入りもやっぱりオススメです。

 

名刺の印刷と用紙は、
文房具&印刷マニアの私の、こだわり全開です!

一般的な名刺は、
「コート系(ツルツルした)」用紙で
厚さ「160〜180kg」の紙を使用することが多いもの。

しかし私は「マット系(しっとりした紙)」の
「コットンスノーホワイト」という用紙を採用。
厚さは名刺でギリギリ許されるぐらいの厚手「232.6g」にしました。

 

「コットンスノーホワイト」は、原料にコットン(綿)パルプを配合した、
やさしい風合いのある紙。
雪のように、真っ白な色も冴えざえと、
上品な質感が特徴の、本当に美しい紙なのです。
大好きな紙です。

紙には、キャラクター(個性)がありますので
ご自分のビジネスと、使う紙の印象を合わせることは
とても大切です。

人間の「指先の感覚」というのは本当にすごくて、
名刺交換の一瞬に、
紙が持つ、微細な印象をキャッチします。

また、日本の製紙技術は世界一。
名刺にも使える、美しい印象の紙がたくさんあります。

ブランディングを考える方は
「名刺の紙なんて、何でもいいや」なんて言っちゃダメですよ。
そこ、こだわりどころです。
印刷会社さん、デザイナーさんに相談してみてください。
たくさんのアイデアをくださることと思います。

 

印刷は、インクと版で刷る印刷方式
「オフセット印刷」を採用。
カラー名刺印刷で主流となった「オンデマンド印刷(大型のプリンタで、小ロット・コストも安い)」に比べ、
費用はかかりますが、
印刷色の美しさ優先で採用しました。

おもて面は特色2色(ミントグリーン・ダークグレイ)、
裏面は、特色1色(ダークグレイ)を使用しています。

 

印刷会社は、大阪の「ハグルマ印刷」に依頼。

センスが良く、紙や加工のバラエティが豊か、
そしてネットで注文できる気軽さも。
東京・表参道に紙と印刷のショールームがあります。

障がい者や高齢者、女性など、
ダイバーシティ採用に力を入れている企業なので、
応援したい気持ちにさせられます。

 

 

●請求書用の「窓つき封筒」

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封筒は、起業1年目の記念に作りました。
こちらは、デザイナー井上朝美さんに依頼。
彼女のアイデアで、窓つき封筒になりました。
ロゴを大胆に配置していただきました。
折りまげるところが、ミントグリーンの色つきなのもお気に入り。

 

印刷は名刺と同じく「ハグルマ印刷」に依頼しています。
用紙は、特殊な、中身が裏から透けないように
工夫された紙だそうです。請求書などの書類を送るのにぴったり。

また、窓つき封筒は、直筆の宛名書きをなくすので
仕事の効率が上がり、
クリーンなイメージを醸し出すこともできます。

 

封筒は、顧客との「ブランド体験」を作る、
とても大切なツール。
請求書をメールやPDFで送ることも一般的になってきましたが
私は、あえて郵送にこだわっています。

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最近はこんな綺麗な切手もあるんですよ。
星型にくり抜かれ、水をつけなくて良いシール切手。
なんと中央には、ラインストーンの粒がついています!
限定発売の切手は、お気に入りのものを見つけたら
シートで複数枚を即購入。

請求書や領収書をお送りしているにも関わらず
「綺麗な封筒で送ってもらって、嬉しかった」
と言っていただけることがあり、こちらも嬉しくなります。


ビジネス封筒について、特に小規模法人の方は
「適当に買った茶封筒を使っていた」、
「コストだけで選んでいた」という方も多いのですが、
封筒は、ブランディングのツールとしてとても有効です。
名刺・パンフレットができたら、
次に封筒を作成してみてください。
費用対効果が高く、オススメです。

 

 

●「名前シール」+「カラー封筒」+「マステ」

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市販のカラー封筒も使っています。
これは、東急ハンズで見つけた、屋号の「ミント」にぴったりの
ミントグリーンの封筒。

名前シールを印刷しておき、使用時にぺたりと貼って
使っています。

 

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市販のマスキングテープも、
ミントグリーン色系統ものを見つけたら
コツコツ買い集めています。
新しいデザインを見つけると嬉しいのです。

カラー封筒と組み合わせたり、クリアファイルを縁取ったり
荷物の梱包時に使っています。

 

 

●メッセージカード

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起業2年目の記念に作成した、
ロゴ入りのメッセージカード。

ちょっと荷物を送る時や、
書類にメッセージを書いて送る時に使っています。

用紙は、名刺と同じ「コットンスノーホワイト」。
ミントグリーンの特色1色で、
こちらも「ハグルマ印刷」で印刷しました。

 

●パンフレット

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今年、事業内容を紹介するパンフレットも作りました。

いわゆる「チラシ」のようにはしたくなかったので
「お菓子の箱に入っているような、
レストランの紹介のような
センスの良さが際立つようなパンフレットを作りたい」
と、こちらもデザイナー井上朝美さんに依頼。

 

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A4用紙を3つ折りして、
上の2辺を斜めにカットするアイデアを
いただきました。
印刷後の型抜き加工です。

これにより、一瞬「あれっ!?」と思わせるデザインに
仕上がりました。

パンフレットを手渡すと「素敵ですね!」「面白い!」と
言っていただくことも多く、嬉しい限りです。

 

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内側には、事業内容と
事業にかける「思い」を掲載。

 

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外側は、プロフィールなどを掲載しています。

 

実は当初、ホームページを作って
すっかり満足していたのですが
やはりパンフレットもあった方が良いと考え直し、
ホームページの内容をコンパクトにまとめて作成しました。

初対面の方に事業説明をしたり、
ブランディングの相談に呼ばれた時に示したり
セミナー登壇時にも配布しています。

改めて、紙のツールの強さを実感しています。

 

ホームページはこちら。


 

●にがおえハンコ

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ちょっとした遊びゴコロで作成。

にがおえハンコ作成は、
「にがおえすと」の武田真優子さんにお願いしました。

ご本人と初めてお会いした時、
名刺に押していたハンコがとても可愛くて
イラストも本人そっくりだったのが、印象深く残っていました。
後日「私にも作って欲しい!」とお願いしました。

武田さんは、モノの全てをほぼビジュアルで記憶する
という、典型的な「視覚優位型」の方。
のっぺりとして特徴の薄い(笑)、私の顔を
とても上手にビジュアル化してくれました。

 

そうそう、昔、多摩美の同級生に、似顔絵の名手がいたのですが
「モリヤマの顔だけは、どうしても描けない。
のっぺりしてつかみどころがない」
と言われたことがあります(苦笑)。
そのぐらい難しいみたいです。のっぺり顔…

 

こちらが、武田さんのイラスト画。

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おお!似てる! この微妙なクチの形に感激。
しかし、何かが物足りないな〜と思い、
「キラッ」を追加要請。

 

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キラキラッ!
よし、雰囲気でてきた!

 

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次は、ハンコのインク色を選択。
我ながら、甘いピンクのイメージが全くないので、
これはNG。

 

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 パープルか、グリーンか?ということで
最終的にピリっと辛口な印象の「パープル」を選びました。
黒髪の感じも表現されています。

 

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かわいいでしょ〜?

 

メッセージカードや、書類を送る際などに
ちょこんと押しています。

 

ブランディング的に表現すると
「自分をキャラクター化する」という手法。
キャラクターは、大切なブランド要素のひとつです。

 

武田さんのブログで、私のハンコ制作の流れが
紹介されています。
こちらの記事もどうぞ。


 

●クリッピングファイル

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最後のアイテムです。
最近、メディアに取材していただくことが増えたため
掲載記事をまとめておく現物ファイルを作りました。

取材された記事は、ネット(ブログやFacebook)にも
都度アップしつつ、
やはり、リアルな形で持っておくことが重みとなるのではないか。
と考えたからです。

 

こういう作業は、まとめてやると大変なのですが
都度、更新をして行けばラクチン。
早く手をつけるに限ります!

 

美術大学の学生時代に
作品のポートフォリオ(作品集)を日常的にまとめていたので、
久しぶりにその手法を用いてみました。

また、広告会社に入社したての頃、
メディア業界のトレーニングとして
新聞のクリッピングを延々とやっていたので、
その時のコツも織り込んであります。

ポイントは、3つ。

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1つ目。本体は市販のファイルで充分なのですが、
色はブランドのイメージカラーに近いものを。
そして「背」だけは、しっかりとオリジナルのデザインに変更します。

実は、先ほど紹介したパンフレットを
サイズに合わせて切って、差し込んだだけ。
簡単なのに、雰囲気が出ますでしょう?

 

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2つ目。
どの媒体に、いつ掲載されたかを記載しておく。
これは、記事クリッピングの基本です。

 

3つ目。時系列に掲載するのが大切です。
これも基本的なことですが、読み手のことを考えると、当然です。
取材を受けた自分の、考えの変遷もよくわかります。 


このファイルは、
セミナーや商談の際に活用したいと考えています。

 

ということで、長い偏愛記事にお付き合いいただき
ありがとうございました。
趣味と実益を兼ねたエントリでした。

まだまだ、他に作りたい文房具もあるので、
でき上がったらアップします。
年に1つ程度のペースで、ゆるりと行きます!

 

 

こちらの記事もどうぞ

 

セミナーやコンサルで
こういったツールの活用方法もお伝えしています。

naoko-moriyama.hatenablog.jp

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