2018年6月19日
富山県射水(いみず)市の「射水商工会議所」にて
セルフブランディングのセミナーに登壇しました。
射水市は、日本海側、
東京の私のオフィスから約350kmの距離。
北陸新幹線「かがやき」と車を乗り継いで、
片道4時間半かけて参上いたしました。
富山湾のほとりの街です。
当日のセッティングはこんな感じ。重厚……!!
セミナー講師生活も5年目に入りましたが、
全く知っている人がいない、初めての会場で、
しかも遠い地域でお話しするのは
やっぱり「アウェイ感」があって緊張します。
セミナーは夜遅い時間から、
しかもサッカー ロシアW杯の日本代表の初戦である
コロンビア戦がある日だったのですが
それにも関わらず、地域のたくさんの方にお集まりいただきました。
ご夫婦で参加している方や
このセミナーに来るために、会社を休んで遠方から
車を飛ばしてきてくれた方もいらっしゃり
本当に嬉しいかぎりでした。
「商工会議所」は、中小企業の経営に関する相談や
資金調達、人材採用や研修、福利厚生などで
経営者をサポートしてくれる公益経済団体です。
経営者やフリーランスの方であれば誰でも入会でき、
一定の会費を払うことで、心強いサービスを受けたり
地域でビジネスする仲間を作ることができます。
だいたい市区町村のレベルで必ずありますので、
興味がある方は自分の地域の商工会議所を
検索してみてください。
私は会社員生活が長かったので、独立するまで
商工会議所が何をする場所なのか、
実は、以前は全く知りませんでした。
独立してから、「経営者は孤独だよね……」という言葉が
身に染みてわかるようになったのですが
そんな経営の孤独や不安を解消できる場所が
商工会議所なんですね。
この日、射水商工会議所では
セルフブランディングのセミナーが行われた他、
別のフロアでは青年会が遅くまで残って会議をしており
活発に活動しているご様子が感じられました。
夜は、地域の美味しい居酒屋さんで
商工会議所の役員の方々の勧めもあり、
富山の日本酒を飲み比べ。
「勝駒(かちこま)」は、
今、非常に人気があるお酒だそうです。
東京ではほとんど手に入りません。
「加賀百万石(今の石川県金沢市)」を支えたと言われている
富山湾は、美味しい魚の宝庫。
この日も、素晴らしいお刺身や煮付けを
たくさんいただいたのですが
食べるのに夢中で、写真を撮り忘れました…!!
富山でお刺身を食べたのは幾度目かなのですが
いつも「東京のお刺身ってなんなのかしら」
と思ってしまいます。
わざわざお刺身を食べるために、富山に行きたいレベルです。
翌朝。
私は東京の自宅では、もう紙の新聞は
取らなくなってしまったのだけど
こうやって、出張先のホテルで
コーヒーを飲みながら、地元の新聞を読むのは大好き。
ホテルの朝ごはん(洋食)。
半熟の目玉焼き。わーい。
最近のホテルはブッフェ形式のところが多いので
なんだか、こういうクラシックな朝食スタイルは
久しぶりだなあと思いました。
富山の新聞を読んでいると、
知らないことがたくさん書いてあります。
本田圭佑は石川県(隣県)の名門、
星稜高校出身なんですね。
北陸OBアピールがすごい。
国連による持続可能な開発目標(SGDs)の
政府のモデル事業に、富山市が選ばれたそう。
地方都市の持続可能性は非常に興味深いテーマ。
……「富富富生産」ってなんだ!?
富の生産?
(イメージ)
思わず金の小判が大量に空を舞っているような
イメージが湧いてしまったのですが
これ、実は、富山米(おこめ)の新品種で
「ふふふ」と読むようなのです!
富山県が2017年3月に
発表会を行なっていました。
富山県民が読む新聞だから、ルビ(ふりがな)がなくても
わかる前提になっているのが、面白いですね。
「富富富(ふふふ)」
うん、とってもいい名前だ! 覚えました。
お店で見かけたら買ってみよう。
チェックアウト。
ホテルの人に駅まで行く道を聞いたら
「角に大きな書店が……、あ、小さな書店があるので、
そこを右に」と。
実際にてくてく歩き出してみると、
どーん!
私が東京から来たから、この書店は小さく感じるだろうと
思ったのかな?
うん、大きいです。充分に大きい。
小さな街に、大きな書店。
こういう地方の書店に、雑誌はもちろん
「文芸」の棚があることがどれだけ大事かと思う。
本屋さんの中をぶらぶらする時間がなくて
非常に残念だったのですが
朝9時から、本屋さんの中に人が結構いて
嬉しくなりました。
富山のローカル単線「万葉(まんよう)線」に乗って出発。ドラえもん電車でした!かわいいー!
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
藤子不二雄のF先生こと藤本 弘さんは富山県高岡市、A先生こと安孫子素雄さんは氷見市の出身。
高岡市には「藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー」という美術館があります。通称ドラえもん美術館。 pic.twitter.com/FWtDZym36Z
動画です。
たった2両の短い電車。
赤いところが、万葉線が走るルートです。
海辺の町から高岡駅まで、約35分の単線列車の旅です。
万葉線の車窓から。
緑みずみずしい田んぼが目に染みます。
この時期の田んぼって、本当に綺麗で、
「アジアの美しい風景ベスト1」だと思います。
母の出身である新潟や、
イベントでなんども行った山形や、
旅行先のベトナムでも見たことがある、みずみずしい緑の田んぼ。
私の目にうるおいとともに焼き付いています。
ローカル線の車内でのんびりしていると…
これはドラえもん電車ではないです。広告が付いているただのアイトラムです。本物はもっとすごいドラえもん電車です。赤ではなくて青色の電車を探してみてください。
— やまもと (@hakamagoshi1165) 2018年6月20日
という、ツイッター民からのご指摘が!
この方はどうやら、万葉線/鉄道マニアのご様子。
そこで目を凝らして見ていると
うわ〜!
まさに「走るドラえもん」的な
電車がいるではありませんか。
写真は鉄道ホビタス様より引用させていただきました。
記事はこちら
市内に入り2車線になったあたりで、すれ違ったため
私は、車内から写真が撮れなかったのですが、
ロングなドラえもんそのものでした。
あと、扉がどこでもドアです。アガる……。
今度また高岡に来ることがあったら
ぜひ乗ってみたいです。
高岡駅に着いたら
大きなドラえもん型の郵便ポストが
迎え入れてくれました。
高岡の名産である「高岡銅器」で作られているそうです。
銅製ドラえもん。迫力。
ここから、金沢に向かいます。
その様子はまた次のブログにて。
イラスト/いらすとや
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