守山菜穂子 | Mint Days

ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログです。

「自信」と「勇気」の見つけ方

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大きな仕事を任された時、
就職や転職に面した時、
ライフスタイルの中に大きな変化があった時。


「自分に自信がない……」と感じることはありますか。

 

私は32歳ごろ、
「自分に自信がない……」の大きな壁に
ぶち当たってしまいました。

 

仕事人としては、
私がいた業界の景気が右肩下がりで、回復の見込みがない。
新規ビジネスもなかなか、厳しそう。
追い討ちをかけるよう、私が36歳の時
2011年の3月に東日本大震災が起き、
エンタメ・広告業界が総崩れに。

モノが売れない。
モノは要らない。
「私の仕事って、社会に必要とされているのかな…?」
毎日、そんなことを考えていました。

 

さらには、家族に病気や障がいが発覚。
実家にも暗い雰囲気が漂っていました。

 

女性としても、
20代で結婚したけど、30歳の時に離婚してしまい、
その後のパートナーとは、なんだか上手くいかない。
肌の調子の衰えがハンパない。
なんだか身体のラインがダルっとして、見た目も老けた感じ。

「もう、若くないよね」という社会からの決めつけ。
「子供は産まないの? 産めないの?」のプレッシャー。
自信を完全に失っていました。

 

こんな風に、あらゆる面で自信を失った私は
暗中模索で、
会社から帰った後は、しくしくと家で、ひとり泣きながら
過ごす日なども多くなりました。
混乱して、自傷行為に走った日もありました。

 

そして私は、自分探しの「旅」に出たのです。

「旅」と言っても、
本当に海外を放浪する勇気さえなかった私は
仕事をしながら、東京にいてできる、
あらゆることを、ジタバタと、始めました。

例えば、習い事とか、セミナーにひたすら行く。
自己啓発本をかたっぱしから読む。
あと、宗教家のお話をたくさん聴きました。
お坊さんの法話を聞く会から、
キリスト教者の語り合う会にも参加。
占い、スピリチュアルの記事などもずいぶん読みました。
哲学を勉強した時期もありました。
ヨガやジョギングで、頭を空っぽにしようともしたし
ボランティアを始めて、時間を埋めようともしました。


そんなことを続けていたある日、
自分の中に、拠り所となる
「タテ棒」の存在を感じたのです。

自分の中に「自分に頼る感覚」が生まれたとでも
言いましょうか。

 

手すりのような「棒」が、
丹田(たんでん・おへその下あたり)から
大地に向かって生えている。
上は、背筋を通り、脳天を突き抜け、空につながっている。
そんなイメージです。


自分の中の「棒」につかまって、
こわごわと、
よいしょっと
次のステップに行く。

「前にこれはやったことがあるから、
 『棒』につかまって、次もやってみよう」

 

時には棒高跳びのように
棒につかまって、飛ぶ。

「これはきっと、もう身についているから、
 『棒』に負荷をかけて、えいや!っと次の段に登ろう!」


2本の足に加えて、
精神的な柱が、体内にもう1本できたように感じました。
 

やがて、ふと
この「棒」には、一般的な名前がついていることに気付きます。
「自信」という名前でした。

 

棒につかまる、強い力は「勇気」です。

棒が弱々しいと、つかまる気もしないし

たとえ棒があっても、
自分がキッチリつかまっていないと
落ちてしまいます。

 

自分の中に、拠り所があること。
これが「自信」なのか……!


それにつかまって行こうとする、強い意志の力。
これが「勇気」なのか……!


 

どちらも、自分の中にあることがわかりました。
外には、ないのです。
 


ある年末、本で読んで気になっていた
3日間の「スキンケア断捨離」を試してみました。

石けん類、スキンケア、メイクアイテム、ヘアスタイリング剤など
化粧品を一切、使わない3日間。

その初日、
すっぴん素髪で、近所に外出した私は
頬に風が当たるのを感じて、びっくりします。

「あっ、肌と風が触れ合ってる」と思いました。

 

「肌は、自分のものだ」
「肌は、自分の外ではなく、内にあるのだ」と感じました。

身体も、自分の中にあるのだ
とわかった瞬間でした。


「身体も、自分の中にある」……当たり前ですよね。
でも、不思議ですね、
それまでの私は、たくさんの化粧品やサプリメントに頼って
エステやマッサージなど、人の手をたくさん借りて
自分の身体を整えていたんです。

 

この辺りから、私の生き方は少しづつ変わり始めました。
まず、外部のできごとや
他人に対する文句・不満などを
あまり感じなくなりました。
感じないから、口にもしなくなりました。

 

そして、自分が何ができるか?
に対し、強い興味を持つようになりました。

 

自分の身体は、今、どうなっている?
何を飲んだら、食べたら、どうなった?
肌は? 体型は?

自分は今、何に興味を持ってる?
知らないことは何? 次にやるべきことは何?

 

こんな風に、自分自身と対話するようになりました。
自分の頭で考え、自分の身体で感じ、
自分と対話した分だけ、
自分のことをどんどん信じられるようになりました。

 

私は6、7年続いた長い「自分探しのトンネル」を抜け出し
やっと、自力で立ち上がれるようになりました。
そしてさらには
自分のの中にある「棒」につかまって
えいやっと会社を辞め、
38歳で独立起業することになりました。


「自信」とは、
外を覆う「甲冑(かっちゅう)」ではなく
自分のうちにある「心棒(しんぼう)」なのだ--。

 

自信とは、「外」ではなく、「内」に持つもの。
拠り所は、外でなく、自分の中にある。

 

私は今、そんな風に思っています。

 

日頃、パーソナルブランディングのご相談に乗っていると
「急に、自信がなくなってしまった」
「自分がどこに向かっているか、わからなくなってしまった」
こんな風におっしゃる方が、たくさんいます。

答えは、外にはなく
きっとあなたの内にあるのだと、私は信じています。

 

Illustration by Naoko Moriyama

 

この記事は
2016年4月に執筆したブログ「自信の作り方」の内容を
今の気持ちに沿って、新たに書き直したものです。

 

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