守山菜穂子 | Mint Days

ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログです。

自分の質感を言葉で表現する|Beautiful 40’s -11

「『自分はどういう人間なのか』を
いつも、人にうまく説明できないんです」

こんな悩みが私のところによく寄せられます。

そんな時は、
自分を「質感」に例えてみたり、
自分を「擬音語」で表現してみるという方法をお勧めしています。

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Illustration by Naoko Moriyama

 

まずは練習。自分のことを
擬音語で「動かして」みます。

例えば仕事するときは
「今日は シュシュシュッ で行こう」
ピュ-ッ という感じに終わらせよう」
「企画書を ぽわんぽわん と作ろう」

例えば休日の過ごし方は
「いちにち、サラッ、とした感じで過ごそう」
「いやいや、コテコテッ、と過ごしたいよ」
「いっそのこと、どかーん!と過ごす?」

今晩のディナーは、
しっとり
とろーり
うっとり
みたいな感じで行こうとか。


こんなふうに、毎日の行動・活動や過ごし方を
日本語の擬音語で表現してみると
自分のイメージがついて、
勢いよく過ごせるような気がしています。

私は、エンジンがかかるのが早くなります。

 

さて、ここからが本題。
「自分はどういう人間なのか」を擬音語で表現してみます。


私自身、自分の女性像、ありたい姿としては

 シュワッ
 うるっ
 ぷるっ
 キラッ!

あたりが好ましいと思っています。
透明感がある感じ。こうありたい。

ここでのポイントは、

 うるうる
 ぷるぷる

ではないこと。

「うるうる」しちゃうと、
ちょっと浸りすぎで、そこに立ち止まっている感じがしてしまう。

私はあくまで「うるっ!」と言う位の、
柔らかいんだけど引きずらない感じが
いいなと思っています。

 

また、私のセミナーは、

 シャキッ
 カリッ
 ザクッ
 サクサクサク

というように、ドライなんだけど、少し温かみもある感じを心がけています。

ウエットすぎず、暑苦しすぎず
2時間のセミナーが終わった後に、良質の野菜サラダをたくさん食べた後のような
みずみずしくて、歯応え(手応え)もあって、
口を(頭を)いっぱい動かした感じが好み。

こんな風に、言葉でラベルを貼っていくように
ものや行動を何かに例える手法は
「メタファー(隠喩)」と呼ばれ、
クリエイティブや、ブランディングでよく使う手法。
私も、仕事のシーンで良く使っています。

日常生活でも気軽に取り入れることができ、
ゲーム感覚で楽しめるのでオススメです。

家族やパートナーと、また中の良い友人と、
「私ってどんな質感の人?」
みたいな会話をしてみるのもすごくいいと思います。

 

あなたはどんな働き方をする人?

あなたが嬉しい時は、どんな感じ?

あなたが考える幸せって、どんなカタチ?

 

「人は言葉でつくられる」と言う表現があります。
考えていることは、言葉にしないと伝わらない。

自分自身がなんだかまとまりがない感じ、
バラバラしちゃっている感じ、
と思っている方は、
もしかすると言葉の「量」が
単純に不足しているのかもしれません。

本屋で、インターネットで、
また街を歩いていて、看板やポスターなどから見つけた
気に入った言葉を
手帳に書いて並べていくだけでも、
自分が求めていることが良くわかります。

 

エディターの池田美樹さんと一緒にやっているサウンドマガジン
「Beautiful 40’s(ビューティフルフォーティーズ)」
第11回目が公開されました。
テーマは「大人の色気」

難しいテーマを考えている時こそ、
言葉を使うことの意味を考えさせられます。

自分のボキャブラリーを増やす事は、
生き方の幅を広げることにつながります。
自分の人生を、お気に入りの言葉で彩リましょう。

言葉は、人類の文明の知恵なのですから。

 

 

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