ラジオドラマ脚本家の、北阪昌人(きたさか・まさと)さん。
長寿番組「NISSAN あ、安部礼司(TOKYO FM)」や
「AKB48の "私たちの物語"(NHK-FM)」などの
脚本を書かれていて、
この度「ラジオドラマ脚本入門 」という書籍を発行されました。
代官山 蔦屋書店での出版記念トークイベントに行ってきました。
元同僚たちと。右から2人目が北阪さん。
ソフトカバー、216ページ。
北阪さんと私は、前職(出版社)の元同僚。
前職での仕事の傍ら、ラジオドラマを執筆され、
今年で20年目になるそうです。
一昨年からは専業作家になりました。
テレビや映画と掛け持ちせず、
ラジオドラマの脚本だけやっている人は
日本に、ほぼ、いないとか。
「『ニッチでもいい』と、この道に精進していたら、
いつの間にか名指しで仕事が来るようになった」と
謙虚におっしゃいます。
トークイベントで、印象に残った言葉がたくさんありました。
・ラジオドラマとは、音声による映像表現である。
・サ行には切ない響きがある。
・リスナーには「あなた達」ではなく「あなた」と呼びかける。
・たった1人が聴いてると思って書いている。だから親密になれる。
・ラジオは、嘘がつけない。
今、スマホで聴けるインターネットラジオ「radiko」の普及で
若い人にラジオ派が増えているんだとか。
何を隠そう、私も10代の頃から筋金入りの「FMラジオ派」で、
今も家ではほとんどの時間、FMを聴いています。
ラジオ好きの心に、北阪さんの優しい言葉がふわっと染みる、
心地良いイベントでした。
「ラジオドラマ脚本入門 」
北阪昌人 著 (映人社)
※この記事はFacebookから転載しました。
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