パーソナル・ブランディングのお仕事が多い私ですが
セッション時間内でお伝えしきれないことについて
クライアントさんにオススメしている本が
たくさんあります。
今回は、それらをまとめてご紹介!
守山菜穂子が選ぶ、
パーソナルブランディングを考える方に
オススメの書籍、全5冊。
1, 成功するための
正しい習慣を身に付けたいあなたに
エースと呼ばれる人は何をしているのか
夏まゆみ著
サンマーク出版 刊 (2014年6月発行)
芸能界の第一線で活躍する振付け師、
夏(なつ)まゆみさんによるパーソナル・ブランディング術。
「エース」と呼ばれる人が持つ考え方・習慣は
大きく分けるとたったの3つしかない、と
書かれています。
(1)自己を確立し
(2)自信を持ち
(3)前に向かって進む
本書には「エース」の具体例がたくさん出てくるのですが、
AKB48、モーニング娘。、吉本興業の芸人さんたち、
宝塚のスターなど、
人気アイドルから大御所までの事例がとっても華やか!
とにかく、読んでいて楽しい1冊です。
「良いプライドは人を美しく、悪いプライドは人を醜くする」
という言葉が非常に印象的でした。
2, スバリ!
「有名人」になりたいあなたに
「有名人になる」ということ
勝間和代 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊(2012年4月発行)
有名になることのメリット、デメリットを詳細に解説した
非常に珍しい本です。
有名になる方法、
「有名人ビジネス」の表と裏側、
そしてブームが去って「終わコン(終わったコンテンツ)」
と呼ばれる状況について。
段階ごとに、お金のこと、プライバシー、人脈に至るまで
つまびらかに紹介しています。
マッキンゼー・アンド・カンパニー出身で
コンサルタントでもあった勝間さんによる、
個人向けの「マーケティング本」でもあります。
勝間さんは、「有名人になる」ことでエネルギーのレバレッジが効くので、
「早く大きく成し遂げたいことがある」方にはこの方法もオススメ、
と書かれています。
例えば、社会を良い方に変えたい、
誰かを助けたい、
急いで、社会に伝えなきゃいけないことがある。
そんな風に考えていることがある方には、
ぜひ読んでいただきたい一冊です。
この本は、私のセルフ・ブランディングのセミナーで、
必ずご紹介しています。
3, やりたいことが多すぎて、
「何屋かわからない」と
言われてしまうあなたに
中村貞裕式 ミーハー仕事術
中村貞裕 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊(2012年7月発行)
「あれこれ興味が広がって、軽くて移り気。チャラチャラしてる。」
……そんな風に言われてしまうあなたも、
「フットワークが良くて、好奇心旺盛、
こだわりをもたずに何でも取り組み、サービス精神がある」
と言い換えたら、できることがたくさんある!
著者は、元祖カフェブームの火付け役として、
外苑前・代官山のカフェ「Sign」、
パンケーキが話題の行列ができるカフェ「bills」、
目黒のお洒落ホテル「CLASKA」などを手がける
トランジットジェネラルオフィス 代表取締役社長
中村貞裕(さだひろ)さん。
「ミーハー道」を極めれば、
前人未到のフィールドが見えて来ます。
4, 会社員だけど
他にもやりたいことがあるあなたに
人生が変わる2枚目の名刺〜パラレルキャリアという生き方
柳内啓司 著
クロスメディア・パブリッシング(2013年1月発行)
会社員や、メインの仕事が順調に行っている人も
ボランティアや趣味の活動で、
もう1枚、全く別の名刺を持ってみませんか?
その具体的なやり方と、効果について書かれた本です。
名刺を作ると、「看板効果」で、その名刺に対して
情報や人脈があっという間に集まってきます。
そして、どこかに呼ばれたり、新しいお話を紹介されたり。
少しづつ、人生が動き始めます。
私は実際に、会社員のとき、この本を読んで
全くのボランティアで「2枚目の名刺」を持ち始めました。
そこから、あれよあれよと人生が動き始め、
周囲の人が変わり、新しい名前で呼ばれるようになり、
気がつけばその後、1年で独立することになってしまいました。
この本には、本当に感謝しています。
会社を辞めるつもりはないけど、
少しだけ、退屈してる。
軽く、人生を動かしたい。
今の仕事は気に入っているけど
<何か>を変えたい。
生活を維持するための「ライスワーク」に加え
人生を賭けられる「ライフワーク」を持ちたい。
そんな方には、
2枚目の名刺を持つ働き方(パラレルキャリア)をお勧めします。
著者の柳内さんは、TBSテレビの社員でありながら
勉強会や交流会を主催したり、
バンドや自転車サークルのリーダーを務めたりと、
多彩な活動をしている方。
現役サラリーマンが、外の活動をうまく本業に生かす
手法についても、丁寧に描かれています。
なぜ、優れたリーダーは「失敗」を語るのか
佐々木 繁範 著
PHP研究所(2015年2月発行)
ソニーの盛田昭夫氏や出井伸之氏のスピーチライターとして
長年ご活躍された、エグゼクティブ・コーチ
佐々木繁範(しげのり)さんの最新刊。
私は、当初、自分も人にも
「ブランディング的に、わざわざ失敗は語るべきではない」
と考えていました。
でもこの本を読んで、180度、考えが変わりました。
ー今までの人生、デコボコの連続。
ーあれこれ手を出してきた経歴。うまく行っていたり、失敗してたり。
-前に言ってたことと、反対のことを始めちゃった。
-実は穴があったら入りたいぐらいの失敗をしている。
ー恥ずかしい経歴がある。
うん。それも、いいじゃない。
自分の過去を全部、受けとめてあげよう。
抱きしめてあげよう。
それが、あなたにしかない良い「味」になるはずです。
この本を読んで、私も
自分の「恥部」だと思っていたところを、
クライアントに積極的に開示できるようになりました。
私も、苦しんで、もがいて、
自分探しをしてきた10年間があるからこそ
これらの本をたくさん読んでいる訳です。
今、私がパーソナルブランディングの凝縮された技法を
皆さんに提供したいと心から思っているのは
そんな自分があったからだと
その頃の自分に、感謝しています。
最後に、今回紹介した5冊の本、
すべてKindle版(電子書籍版)が出ていたのには
元・出版社の電子書籍担当者として、
ある種の感動を覚えました。
お手元のスマホやタブレットでダウンロードして
今すぐ、気軽に読み始められるkindle版。
専用端末は必要ありません。
初めての方もぜひ試してみてください。
私はもうすっかり、iPhoneで読書が普通になってしまいました。
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