2016年2月22日(月)、
一般社団法人 日本ショッピングセンター協会にて、
ユニバーサルデザインのセミナー講師として
登壇させて頂くことになりました。
私が障がいのある女子向けマガジン「Co-CoLife(ココライフ)女子部」に関わって、
4年目。
その間、障がいや難病の当事者である、同世代の男女と
数え切れないほど一緒にお出かけし、食事をし、買い物に出かけ、
取材や撮影をしました。
時に怒られ、勘違い・間違いを指摘され、恥ずかしい思いもたくさんしました。
時に悩みを聴き、解決方法を一緒に探しました。
また、たくさんの情熱的な福祉・医療関係者と出会い、
ユニバーサルデザインの国内外の最新事例を学んで来ました。
その学びとノウハウを、こちらのセミナーにぶつけたいと思っています。
2020年・東京パラリンピックを無事に迎えるために。
2013年9月7日。
アルゼンチンのブエノスアイレスで行われた
国際オリンピック委員会(IOC)総会で、
イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)に競り勝ち、
2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決まった日。
深夜のテレビを見ながら、
熱狂するメディアや、SNSの盛りあがりを横目にしつつ
私は「これは相当ヤバイことになるな……」
と感じていました。
2012年に行われたロンドン・パラリンピック。
そのチケット販売数は27万枚。
出場した選手は約4,300人。
東京はそれ以上の規模になるという噂もあります。
この狭いトーキョーの街に、
しかも2週間の間に、
30万人の障がい当事者、その家族、応援団が集まる。
車いすで、スペイン語しか話せない20人の集団が
あなたの店に突然やってくる。
白杖をつき、電車のない国からやってきた
30人の集団が、山手線のホームをおずおずと歩いている。
イメージできますでしょうか。
そう、かなりの混乱が予想されます。
電車は、現在のように1台ずつ橋渡しで車いすを入れる
などということをしていたら、当然パンクします。
関東圏のレストランやショッピングセンターは、
障がいのある方々への配慮ある対応方法を
全力で学ばなくてはいけません。
2020年の東京は、私の肌感覚だと
「東日本大震災の時と同じぐらい」のパニックが起きるのではないかと想像しています。
見渡す限り、障がい者が、街に溢れている。
それは一般の日本人が見たことがない風景なのです。
「Co-CoLife女子部」編集部として
障がい当事者のコを20人連れて、遊びに行くとか
障がいのあるコだけ10人集めて撮影するなどを
何度もしている私。
様々なタイプの人たちと出かけるのは、難しい訳ではありません。
むしろ、意外な発見があって、楽しいものです。
ただ、多少の「発想の転換」と「コツ」が要るのは確かです。
2016年2月22日のユニバーサルデザインセミナーについて。
まず私、守山が「誰もが使いやすく楽しめるお店づくりで、地域一番店になる」というテーマで
ユニバーサルデザインの基本、
2016年4月施行の「障害者差別解消法」などについてレクチャー。
「Co-CoLife女子部」についてもご紹介します。
また、私の本業はブランドコンサルタント。
ユニバーサルデザインに取り組むと、どう良いことがあるのか。
どうやって、お客様に選んでいただけるのか。
ブランディングの理論も交えてお伝えしたいと思っています。
その後、イオンモール 開発本部 建設企画統括部の橋本部長より、
建設・サイン計画などの最新取り組み事例をご紹介。
建築や店舗の関係者は必聴の内容となっています。
そして「東京で一番、心のユニバーサルデザインが進んでいるホテル」として有名な、
京王プラザホテル 営業戦略室顧客開発 城所支配人より
ハートフルできめ細やかな、UDサービスへの取り組みをご紹介頂きます。
主催の「日本ショッピングセンター協会」は、
全国のショッピングセンターが加盟する、業界団体です。
本セミナーは、会員外(一般)の方も受講できますので、
建築・インテリア関係の方、
ショッピングモール・ホテル・レストラン事業に関係がある方、
ユニバーサルデザインにご興味がある方など、
ぜひお越しください。
●日時:2016年2月22日(月)13:00~17:15
●場所:一般社団法人日本ショッピングセンター協会 会議室
東京都中央区勝どき3-12-1 フォアフロントタワー13階
(最寄駅=大江戸線・勝どき駅)
●受講料:会員 27,000円、会員外(一般)37,800円
お申し込みはこちらから
みんなで、新しい東京の街を作っていきましょう。
その他のセミナースケジュールはこちら
こちらの記事もどうぞ