富山県でのお仕事があった翌日、
隣県に足を伸ばし、
石川県金沢市にある「金沢21世紀美術館」に行ってきました。
金沢21世紀美術館に行って来た。6年ぶりかなあ。2回目。
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
前に金沢に来た時は、北陸新幹線が通っていなくて、新潟経由で特急を乗り継いですごーい大変だった。
いまは東京ー金沢間は新幹線で2.5時間。新しい車両も綺麗だし広いし。サクッと日帰りできる距離。 pic.twitter.com/yrxbUVSVPF
21美。インドネシアの女性美術家アイ・チョー・クリスティン「霊性と寓意」見てきた。スッと背筋が寒くなる、静かに残忍な作品群でした。私はホラーとか全く苦手なんだけど、この作品群は怖いけどずっと見ていたくなる不思議な魅力がありました。撮影禁止だったので後半2点は美術館WEBより写真を拝借。 pic.twitter.com/F6ZzELbWR8
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
引用元 金沢21世紀美術館
http://www.kanazawa21.jp/file.php?g=45&d=1758&n=images-6&gp=6&lng=j&p=1
http://www.kanazawa21.jp/file.php?g=45&d=1758&n=images-2&gp=2&lng=j&p=1
21美。お約束のコレは、アルゼンチンの作家レアンドロ・エルリッヒ作「スイミング・プール」 pic.twitter.com/Uc55PWM5dq
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
21美の館内。通路も美しい。雨が降って屋外は少し蒸していたけど、館内はドライでひんやり。蒸気でガラスがくもってる。 pic.twitter.com/08nqke4DeG
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
21美。ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
真っ白い部屋です。動画だと雰囲気わかるかな。 pic.twitter.com/YOquEBGDaY
21美。ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
天井の正方形の穴から、今日はブルーではなく、グレー&ホワイトの空。走る雲をしばらく眺めてた。
前に見た時は青空だったので、ああ、同じ正方形も、こんなに印象が変わるんだなあと素直に思いました。
高校時代からの友人と記念撮影。 pic.twitter.com/EgJZS7UrUm
それにしても久しぶりに美術館に行った。気づけば、いつぶりだろう。最近は、このたった半日の息抜きができないくらい予定を詰め込んでたんだ、と、猛省。
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月20日
富山と金沢の緑で目がうるおい、アートに向かうことで心がうるおい、リフレッシュしたー。
いくつになっても、意識的に感性を高めたいなー。
やはり、私にとって美術館は重要で特別な場所。
アイ・チョー・クリスティン作のギロチンで
魂まで震えてしまい、背筋に寒い汗をかき
(本当に怖い作品だった)
レアンドロ・エルリッヒ作のスイミング・プールで
蒸し暑い梅雨の日の湿度を
べっとりと肌に感じ
大好きなジェームズ・タレル作品の中に入り
真っ白い空間で、深呼吸しながら
瞑想のように空と雲を眺めていたら
全身がジワジワと
静かに、確かに潤っていくのを感じました。
学生時代から25年間にわたり、だいたい週1〜2ペースで
美術館やギャラリーを見ている私ですが
なぜか、ここ数ヶ月は、美術館から足が遠のいていました。
忙しかった。
疲れてた。
新しいものを受け止める余裕がなかった。
もしかして、そういうことなんだろうか?
いや、それはちょっと違うみたい。
だって、日頃、仕事で、たくさんの新しい情報や
写真、言葉、音楽、ファッションアイテムなどに
山ほど触れてはいるのです。
私の仕事は、企業やマスメディアの
いわゆる「解禁前」の写真やビジュアル、原稿などを
見せていただくことも多く
また、自分で撮影のディレクションも多数しています。
「美しいものを見る仕事」
そう言っても過言ではないでしょう。
でも美術館はやっぱり、仕事のそれとは違いました。
目で見るだけでなく
全身でビリビリと、アートを感じることができる。
呼吸をするように、アートと一体化することができる。
魂が揺さぶられる。
そんな場所だと思うのです。
あ、そうか。
ここのところ「視覚」に偏重しすぎていたんだ。
だから、美術館に行かなくても
なんとなくOK、という気分になっていたんだな。
「たっぷり色々なものを見ていた」気に
なっていたわけです。
いけない、いけない。
美の「身体感覚」を取り戻せ。
そう思いました。
東京に帰ってきた、その翌日。
今空。なんてミステリアスで美しい色なんだろう。立ち止まってうっとりしてた。 pic.twitter.com/kpp8jOgP1U
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月21日
千駄ヶ谷、東京体育館前。
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月21日
空が広い。
そしてびっくりするぐらい、一面のむらさき。 pic.twitter.com/miWiqV3LHK
そうか、今日は夏至なのか。
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月21日
夏の始まりにふさわしい華やかな空の色。
紫の空の下で、深呼吸しました。
昨日、高校から25年来の女友達と一緒に美術館に行ったんだけど、その後に「守山、いつも生き生きしてるけど、昨日はさらに生き生きしていたよ!」っていうメッセージもらった。嬉しすぎる。
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月21日
というか美術館が私を開く場所なんだと思われ、やっぱり行かないと死んじゃうんだなと気づきました。
昨日、美術館でのびのびと、時間にとらわれずゆっくり作品を観て、信頼できる友と語って、心のままに街をぶらぶらして、美味しいお酒を少し飲んで、しっかり寝たら、今日は驚くほど調子いいんですよ。ずっと悩んでたプロジェクトにサクサク解が出せるし。
— 守山菜穂子/ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) 2018年6月21日
自分のバランスは自分で作るしかないんだな。
こういう時、いつもこの有名な詩が頭に浮かぶ。
ーー自分の感受性くらい自分で守れ、ばかものよ。
茨木のり子「自分の感受性ぐらい」より
ガツン、と
言葉で自分を殴ってみた、6月のある1日なのでした。
金沢21世紀美術館は
JR金沢駅よりバスで約10分(石川県金沢市広坂1-2-1)。
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