守山菜穂子 | Mint Days

ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログです。

「熱量が高い人」の秘密

世の中には、「熱量が高い人」
というのがいます。

 

例えば、今、目の前に美味しそうなケーキを
出してもらったとする。

 

日本人の、多くの人は
せいぜい「どうも……」と口の中でつぶやく。

または、言葉も発せず、会釈(えしゃく)するぐらいで終わりがち。

これは、お礼ではなくて、「受け取った合図」でしか
ありません。

 

はっきりと
「ありがとうございます!」「いただきます!」
そう、ちゃんとした大人は、このくらい言えますね?

 

さらに
「ありがとう! 嬉しい!」「おいしそう!」
ぐらい言えたら、
そこそこ人気者になれそうです。

 


しかし「熱量が高い人」は
こんな風に言います。

「うわあああ〜〜!!! う〜れし〜い!!」

「やったーケーキ! 美味しそう〜〜!」

 

別の例を挙げます。

 

仕事に取りかかる時、

普通の人は「さ、やるか」と心の中で言います。

 

元気な人は「やーるぞー!」ぐらい口に出して言うかも。

 

「熱量が高い人」はこんな風に表現します。

「今日は、あれとこれをやって、あー忙しい!
 今日はすごい大事な仕事があるんだーーー!
 がんばるぞーーー!!」

 

さてここまで読んで

「熱量が高い」って、なによ。
ただテンション高いだけじゃない?
バカなの?

と、お思いかもしれません。

 

ただ実際に、周囲を見渡すと
「熱量が高い人」は、
ズバリ!
好かれます。人気者になります。

 

考えてみてください。
あなたが頑張って、ケーキを焼いた。
それを人に出した時に、

① 無言で会釈だけされるのと
② 「いただきまーす」と言われるのと、
③「やったー、ケーキ! すごーい! 美味しそう〜〜!」と叫ばれるのでは、

どれが嬉しいでしょうか?

 

そう、熱量が高い人は、
その熱量で周囲を温め、
喜ばせることができるのです。

 

周囲が喜ぶのを知っているから、
自ら「熱量を上げて」生きているのです。

 

なお私が知っている限り、
芸能界や、マスコミ業界には、
熱量が高い人たちがとても多いです。

人を喜ばせ、
楽しませ、驚かせ、感動させる。
そんな仕事を、自ら選んだ人たち。

熱量の高さこそが、人を笑顔にさせて
次の仕事や、ご縁につながることを知っているのです。

 

ビジネスの業界でも、
出世する、成功する、上のクラスの方々は
熱量が高い人が多いな、と思います。

まず、声が大きいです。
ハッキリ、しっかり、言葉を発します。

今日、その人はお腹が痛いかもしれない。
家族とケンカして出かけてきたかもしれない。
精神的な不安がある日もあるでしょう。
同じ人間ですから。

 

それでも、自家発電して、
熱量を上げて、ハッキリ、わかりやすく話します。
笑顔を、つくります。

大きい声で、笑います。
リーダーの自覚がある方々は、それを日常的にやっています。

 

うーん、それでは、
熱量ってどうやって上げられるの?

私なりの方法を、3つお伝えしますね。

 

1, いつもより大きな声で話す。

「え、それだけ」と思わないでください。
だまされたと思ってやってください。

今日から、大事な場面では
ちょっと大きいかな?と思うぐらいの声量で、
話してみましょう。

大きな声で話すって、
都会の人には、結構、難しいですよ。

これは、ただもう、訓練です。 慣れです。


ニュース番組や、バラエティ番組の司会進行で
有名なアナウンサーの方に
上質な話し方の極意を教わったことがあるのですが、

「大事なことは、大きい声で話す」
これが話し方の基本だそう。

 

例えば自己紹介の時。
自分の名前が、尻つぼみになっていませんか?

一番大事な、自分の名前と肩書きは
大きな声で、ハッキリ、ゆっくり、しっかり。最後まで声に出す。

これだけで、あなたの存在感が上がります。

 

2, 気合いを入れる。

これまた、そんなこと?と思われるかもしれませんが
気合いは大事なんです。
気合いは、いつでもどこでも入れられます。

 

例えば私、
毎週、パーソナルジムにトレーニングに行っています。

「今日は体調が悪いしな〜」
「疲れてるし」
「ムリかな」
こう思っている日、重たいバーベルが全く上がりません。

そこで、トレーナーさんが、私にこう言います。
「守山さん! 気合いですよ!!」

あっ、気合いか、と思い直します。
そうすると、さっき上がらなかったバーベルが、上がるんです。

 

「いいですよ! 最後まで行けますよ!!」
こう応援されると、
10回も上がらないと思っていたバーベルを
20回上げることができます。

 

気合い。
気持ちを入れる。
気持ちの方向性を、合わせて、そこに持ってくる
ということです。

 

逆に、「気」が散漫になっているときは
何も成し遂げられません。
ミスも増えます。

さっきのケーキの例ですと、
ケーキをチラっと見て、スマホを触りながら
「ありがとー」なんて言っても、
お礼は伝わりません。

 

お皿をなでながら、
ケーキの細部をじっと見つめ、においを嗅いで、
さらに声に気持ちを込め、
方向性をしっかり合わせて
「ありがとう!!」

こう言ってみてください。
途端に、周りが嬉しくなります。

 

相手との関係に、気合いを入れる。
すなわち、気持ちをこめるということです。

 

3, エネルギーは、自家発電する。

大きな声で話すのも、気合いを入れるのも
難しいよ。
どうしたらできるの?
と、思う方がいるかもしれません。

ともに、エネルギーが要りますね。
そのエネルギーは、自家発電します。

 

あなたの心の中に「発電所」があります。
熱量高く、周りを喜ばせたり、嬉しくさせるための
エネルギーは、そこから生まれます。

お金はかかりません。
経験も、技術も要りません。

ただ、「発電するー!!」と決めるだけです。
自分で決めることが重要なのです。

 

好かれるのは、
「賢い人」ではなく、「熱量が高い人」。

自分もそうありたいな、という覚悟を込めて
このブログを書きました。

 

追伸:
そうは言っても、熱量高くいられない時、ありますよね。

それでいいです。
ゆっくり充電しましょう。

また、自分の中に熱が溜まってくるのを感じたら
その時、元気にまた、外に向けて表現しましょう!

 

Illustration by Naoko Moriyama

 

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