守山菜穂子 | Mint Days

ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログです。

ピクトでわかる「企業ブランディングのメリット」8選(BtoB、BtoC)

こんにちは。ブランドコンサルタントの守山菜穂子です。

ブランディングがなんとなく、良さそう。
取り組みたい、取り組まねば……。
と感じている企業は多いと思います。

しかし、ブランディングすると、何が具体的にどう良いの?
企業経営にどうプラスになるの?
費用や人材を投入する意味はあるの?

ということは、端的にあまり語られていません。

当社へのご質問が多い部分でもあります。

この記事では、ブランディングに取り組むメリット(利点)を
8つご紹介します。

 

なお、この内容は、
・BtoB、BtoC、どちらも対応しています。
・すべての業種・業態、企業規模に対応しています。
・老舗、スタートアップ、地方の企業、どれも含まれます。
・NPOや、任意団体、学校などにも対応しています。

つまり、どんな会社・団体にも当てはまるということです!


企業がブランディングに取り組んだ時の
消費者・顧客側のメリット

まず、企業がブランディングに取り組むと、
消費者・顧客の側に、こんなにたくさんのメリット(価値、喜び)を
提供できるということを
私はお伝えしたいのです。

あなたの大切なお客様を喜ばせるために、
ブランディングに取り組みませんか。

企業がブランディングに取り組んだ時の
消費者・顧客のメリット、
ひとつずつご紹介して行きます。

 

1, 購買時の意思決定が容易になる

お客様が迷わず、ラクに購入を決められるようになります。

迷うことって、疲れますよね。

たくさん調べて、比べて、迷って、
結局、差がよくわからない。時間も無駄になります。

だから企業はブランディングして、
お客様に「ラクなお買いもの時間」「ラクな発注体験」を
ご提供しましょう。

差別化できていれば、お客様は御社のことを
すぐに見つけ、見分けることができます。

 

2, ブランドのイメージと、自分自身を重ねることができる

憧れブランドを身につけ、その場所に行くだけで
自分もブランドの一員に思えます。

BtoBでも、好きなブランドを使っている間の仕事は
気分が晴れやかになったり、
仕事ができるようになった気がします。

お客様が「自分を重ねたくなるような」ブランドを作りましょう。

そういうブランドは、クチコミや推薦も誘発でき、
ファンが自然に増えて行きます。

 

3, 情緒的な価値を手に入れることができる

ある「モノ」や「サービス」を購入すると、
そのモノやサービスの機能的価値だけでなく、
安心感、信頼感、おしゃれ感、重厚感など
目に見えない価値も同時に入手できます。

これを「情緒的価値」と呼びます。

情緒的価値の種類はたくさんあって、トレンドにより変化もします。
今、求められている情緒的価値がどんなものか
研究しましょう。

 

4, リスク回避ができる

信頼できるブランドを購入することで、
身体的・精神的なリスクや、不安を回避することができます。

大事なお買い物や、業務上の発注で、
「失敗した、あのブランドにしておけばよかった……!」
なんていう反省はしたくないもの。

最初から安心なブランドを購入したいですよね。

 

ブランディングに取り組んだ際の、企業側のメリット

一方、企業がブランディングに取り組むとき、
企業にとっても、具体的なメリット(企業の利点、得られる効果)があります。

こちらも、大きく4つありますので、
ひとつずつご紹介して行きます。

 

1, プレミアム価格での販売が可能になる

ブランドは、類似商品と比べて、価格を上げることができます。

これを、「市場で価格決定権を得る」と表現します。

もし今、御社が競合他社と比べて、安い値段でしか売れないのであれば。
価格競争に巻き込まれているのであれば。
コストが回収できなくなっていたら。

それは、ブランド力がない、もしくは、落ちているということです。

今の仕事を20%を減らして、その時間をブランド作りに投資しましょう。
利益を増やし、それを社員やお客様に還元しましょう。

時間はかかります。
でも、必ず、できます。

 

2, 参入障壁を築くことができる

ブランドを構築する「ブランド要素」、
すなわち、ブランド名、マークやロゴタイプ、色(ブランドカラー)、
タグライン、音(サウンドロゴ)などは
商標登録でき、法律で保護されます。

パンフレットやWEBなどの原稿、写真、記事を制作すると
そこには著作権も発生します。

ブランドの要素や体験をしっかり設計し、積み重ねていくことで、
ブランドに「信頼」が蓄積されます。

つまり、ブランドのパクリ商品や、類似商品の氾濫を
防ぐことができるのです。

 

3, マーケティング効率が高まる

ブランドを構築するブランド名、ロゴ、色、タグライン、音などの
「ブランド要素」を整備し、繰り返し利用します。

それが消費者・顧客の記憶に残り
「あっ、知ってる!」から
時間をかけて
「◯◯商品・サービスといえばこの会社」
と想起しやすくなるのです。

 

4, 自社ブランドと社員の一体感アップ

ブランディングすることで、社内の意思が統一され、
決定が早くなります。

うちのブランドで、これはやるべき
これはやるべきではない
と素早く判断できるようになるのです。

ブランド・マニュアルを用意することで、
判断はより正確になります。

ブランドのイメージが良くなると、
「このブランドで働きたい」と感じる人が集まるので、
既存社員への一体感が生まれ、
新規の採用もうまく行くようになります。

 

まとめ:

●企業がブランディングに取り組んだ時の
 消費者・顧客側のメリット

 1, 購買時の意思決定が容易になる

 2, ブランドのイメージと、自分自身を重ねることができる

 3, 情緒的な価値を手に入れることができる

 4, リスク回避ができる

●ブランディングに取り組んだ際の、企業側のメリット

 1,プレミアム価格での販売が可能になる

 2,参入障壁を築くことができる

 3,マーケティング効率が高まる

 4, 自社ブランドと社員の一体感がアップ

 

以上、「企業ブランディングのメリット8選」でした。

 

今回のピクトグラム(図記号)、
形状のベースは、インクデザイン株式会社さんが無料配布している
パワポ版のピクトグラムを使わせていただきました。

画像のパーツが、パワポ上でグループ化されているから、
色変更や形状変更も、自由自在!
めちゃくちゃ使いやすかったです。

綺麗なオリジナルパワポを作りたい方に、おすすめです。

インクデザインさんのパワポ用ピクトグラムはこちら

incdesign.jp

 

ブランディングを論理的に理解したい
企業内で実践できる力が欲しい、という方へ。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会の
「ベーシックコース」定期開催中です。

協会エキスパートトレーナーの守山菜穂子による講座、
ぜひご受講ください。

詳しくはこちら

 

こちらの記事もどうぞ

naoko-moriyama.hatenablog.jp

Copyright © Naoko Moriyama / Mint Branding, Incorporated. All Rights Reserved.
本ブログに掲載した写真・イラスト・文章の著作権は
守山菜穂子 並びに 株式会社ミント・ブランディングに帰属します。
http://naoko-moriyama.com/
http://mint.co.jp/