守山菜穂子 | Mint Days

ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログです。

自分をキャラ立ちさせたい!?

今月、発売された2つのファッション雑誌の見出しに
同じような言葉が並んでいて、ふむふむと思ったんです。

雑誌ウォッチャー、
かつ、パーソナルブランディングを専門とする私。

早速2冊とも購入して、研究用に読み込んでみました。

 

一冊は、20〜30代 キャリア女性向けの雑誌
『Oggi(オッジ)』2024年2月号(2023年12月27日発売)。

見出しはこんな感じ。

[大特集] おしゃれも、生き方も
『あの人、キャラ立ってるね』は
褒め言葉!

きれいめ
シンプル派だって
「キャラ立ち」が必要です♡

・働き方やおしゃれ、そして生き方も、人と同じじゃつまらない!

・明日からできる!“センスいいね!”な「キャラ立ち実践プラン」

・自己プロデュースが完成している、おしゃれプロ4人のキーワードに
  ヒントがある!
 キャラ立ち先輩は「好きなものと似合うもの」とで、できている

・教えて!神崎 恵さん「ビューティ視点」で考えるキャラ立ちのススメ

 

『Oggi』は
日頃は「オフィスで浮かないけれど、ちょっとセンスいい人」
を目指しているような女性たちが読む
ファッション雑誌なので
「おお、ついに、キャラ立ちしたいの!?!?」
とびっくりしてしまいました。

 

読んだ感想としては、
やはりオフィスは浮きたくないんだけれど
「その他大勢」に埋もれるのもイヤで
静かに「あの人、センスいいよね!」と思われたい。
という、絶妙なさじ加減の特集でした。

 

これが、日本の女性たちの「王道の潜在ニーズ」なんだと思います。

創刊32年目の雑誌で、
私も一時期、この雑誌の広告担当をしていたことがあるのですが
考えてみれば『Oggi』は、ずっとそれをやっている気がします。
これこそが『Oggi』のブランドです。

 

他にも、

・得意なことを伸ばせば、それが個性になる

・自信をつけてくれるのはいつだって自分自身

・やりたいことは、声を大にして言う!

・ ”人生は短い”と思えば、決断に躊躇してられない

・自在なキャラ変も「今っぽいね♡」な要素。
 平日と休日の人格を変えてみる!

などなど、背中を押してくれる言葉、
誰でもできそうなファッションポイントが満載でしたよ。

 

もう一冊は、カルチャーを中心に、
みんなの「知りたい」を追求している雑誌
『anan(アンアン)』2024年2月7日号(1月31日発売)。

見出しはこんな様子。

自分自身の魅力(キャラ)を磨こう!
キャラクターが大事な時代。
自分を活かす「個性」の見つけ方。

・「セルフイメージ」と「社会との関わり方のクセ」
 2つの心理テストでわかる個性を活かすヒント。

・注目俳優×写真家 個性が光る人

・個性ってなんだろう座談会。

・学問、カルチャー、社会の事まで、幅広く!
 「知って欲しい」を伝えるVTuberたち。

・ 個性しかない投稿に釘付け…?
 ついつい見ちゃう、ちょっと役立つ特化型投稿。
 キャラつよ配信者の世界。

・とびきりキュートな6組を撮り下ろし。
 個性あふれる愛されキャラセレクション。
 みんながアンアンの表紙を飾ったら……?

『anan』は、お家芸とも言える心理テスト
(Yes/Noで進んでいくと「あなたは何タイプ」と診断されるやつ)
から始まり、
注目俳優と若手写真家によるエモエモなポートレート撮影、
若手文化人による放談、
VTuber・配信者の紹介と、話題のカルチャー色満載。

読みごたえすごい。

 

びっくりしたのは、
企業キャラクターの「着ぐるみ」の撮り下ろしグラビアがあったこと。
アイデアがすごい。

・キウイブラザーズ(ゼスプリ)
・シノビー(読売テレビ)
・ミャクミャク(大阪万博)
・ターン王子(亀田製菓ハッピーターン)
・パッチョ(東京ガス)
・DB.スターマン(横浜ベイスターズ)

確かに日本では「キャラクター」と言うと、
人の「性格、人格」という英語本来の意味ではなく、
企業キャラクターとか、アニメのキャラクターを
イメージされることが多いですね。

「個性特集」に企業キャラクターのグラビアが載っている
ということが、まことに日本らしいなと思ったのでした。

 

『anan』この号の全体を通じて、
自分が個性を作りたい人も、個性的な人が好きな人も
「個性ってなんだろね」ということを考えながら
話題の人たちの話が聞けるような
そんな作りの一冊でした。

タレントさん、俳優さんがたくさん出ているので
そのファンの方は「自分の推しが、ananに個性的と認定された!」
という喜びもあるだろうなあ。

 

こんなふうに、別の出版社の、別のジャンルの雑誌で
同じ方向性の雑誌の見出しが偶然にも続くとき
私は「あ、トレンドがはじまったな」と感じます。

雑誌の編集者たちというのは、
常に時代の言葉を追い続けていて
読者の声をよく聞いて、研究していて
雑誌が出る時期の「旬」にぴったりな見出しを、
一言一句、魂こめて作っているのです。

 

違う角度から研究している、日本を代表する2つの実績ある編集部が
「偶然」、似たような言葉を使って特集を作った。

だから、これは「偶然ではなく、流れ」
なんだと思います。

「キャラ立ちさせたい!」「個性を作りたい」
大きなトレンドが、来るかな。

 

キャラ立ちについてみんなが興味を持ち始めている
というのは、パーソナルブランディングの専門コンサルタントとして
すごく嬉しく思います!

 

それと、雑誌の見出しってやっぱり強い。
言葉がキレッキレで、かっこいいなあ。

久しぶりに、目次を見ながら見出しを書き写したら(写経のように)
両誌の独特のリズムも身について
めちゃくちゃ楽しく、勉強になりました。

そのジャンルの言葉を増やしたい人は
関係ジャンルの雑誌や、書籍の見出しを
書き写してみるのはおすすめ!

 

自分のキャラ立ちしたい、
雑誌は読んでみたけど、具体的に、自分では何から始めて良いかわからない
という方は、
ぜひセミナーにお越しください。

自分の「らしさ」を言語化し、ビジネスに結びつけ、スタイルを作る
講座を開催しています。

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