2016年4月29日(金・祝)
作家・脚本家の佐伯紅緒(さえき・べにお)さん最新作
『女子の兵法(へいほう)』
出版記念トークイベントに、
聞き役として登壇させていただきました。
左から)セブン&アイ出版 書籍編集部の石塚明夫さん、
守山菜穂子、佐伯紅緒さん、フリー編集者の高杉公秀さん。
こちらは、打ち合わせ風景。
オレンジの派手カッコいい表紙です!
『女子の兵法』は、
ジャンルでいうと「女性のための恋愛ハウツー本」なのですが
「孫氏」や「葉隠」から「ブルース・リー」「イチロー」まで
古今東西の兵法を研究し、
それを、女性の「恋愛や婚活」に活かす方法を伝授するという
「イカツい」恋愛本なのです。
今回、トークイベントのお話をいただいたきっかけは、
佐伯さんとお話をしている中で
「兵法」と「マーケティング」は同じものだ!
と盛り上がったこと。
戦略ところに戦術なし。
古代から多くの武将たちが参考にしてきた「兵法」は
現代人がビジネスでの戦い方を示す、マーケティング、ブランディングに
その感覚が受け継がれています。
戦国時代の「軍師」は、
現代で言うところの「マーケティング・コンサルタント」
なのかもしれません。
会場となったのは、下北沢の「本屋 B&B(ビーアンドビー)」。
書籍をセレクトする独自の審美眼と、
ほぼ毎日、著者のトークイベントをやっていることで
熱狂的なファンに愛されている書店です。
私は、出版社の社員時代に
仕事での著者イベントや、個人的にトークイベントを聞きに、など
何度も足を運んでおり、とてもなじみがある場所でした。
ちなみに「B&B」とはBOOK&BEERの略。
本を読みながら、コーヒーやビールを飲みつつ、
お手軽な受講料で、著者の話を直接、聞くことができるという。
文化的なサロンになっています。
B&Bのイベント告知ページ(イベントは終了しています):
当日は佐伯さんファンや、メディアの方など
約35名で、本棚に囲まれた小さな会場は満席。
女性のみならず、「兵法とマーケティングに興味があって
話を聞きに来ました」という男性の姿もありました。
小柄で美しい佐伯さんなのですが、
実は格闘技マニアと言う一面も。
トークイベントの冒頭では、佐伯さんが脚本を手掛け、
2016年末に公開予定の映画「RE:BORN」より
総監修と格闘シーンの要として出演している
稲川義貴(よしたか)先生が、
近接格闘術を披露してくださるという
サプライズ演出もありました。
稲川先生(右の帽子の方)と、お弟子さん。
胸にパンチを受けています。
プロだから受けられるけれども、
普通の方なら死んじゃうかもしれないレベルの
アタックだそうです……、こ、怖い!!
トークイベントでは、佐伯紅緒さんが選ぶ
「女子の兵法(へいほう)」ベスト10を発表。
守山は聞き役となって、興味のままにお話しを伺い、
また、マーケティング的な解説を付加させていただく場面も。
私のお気に入り兵法は「調虎離山(ちょうこりざん)」。
中世頃の中国の兵法書『兵法三十六計(へいほうさんじゅうろっけい)』からのもので
自分の交渉に有利な場所で戦う、ホームゲームに持ち込む
という戦法です。
これって、まさに「ブランディング」の手法そのもの。
佐伯さんの解釈で、恋愛に使えることもわかりましたが
例えば、営業パーソンがクライアントを「落としにかかる」
ときなどにも、使える考え方ですよね。
これはフランスの軍人・政治家、ナポレオンの言葉。
「美人は目を楽しませ、良妻は心を楽しませる」!
まさに、女子の兵法ですね。
マイナーチェンジを怠ってはいけません。
こんな風に、
婚活や恋愛の戦法を練り直したい(笑)女性はもちろん
営業ができるようになりたいとか
マーケティングを考える女性に
楽しく読んでいただける本です。
この度は、貴重な機会をありがとうございました。
お越しいただいたお客様、
取材いただいたマスコミ関係の皆さん、
本イベントに関わったスタッフの皆様に
厚く御礼申し上げます。
写真/石塚明夫(セブン&アイ出版)、平山正子
佐伯紅緒さんトーク内容が
情報サイト「Woman Insight」で記事になりました。
「サイゾーウーマン」でも記事になりました!
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